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2009年6月16日 (火)

好きな相手からは好かれる 嫌いな相手からは嫌われる

講師業では、受講者アンケートで得る評点が成果です。

アンケートでよい点数をとらなければ、基本的に次の仕事につながりません。

アンケートの点数を上げることは、講師にとっての必要条件です。

では、どのようにすれば点数を上げることができるのでしょうか。

色々なテクニックもありますし、基本的におさえておかねばならないポイントもあります。

これまで講師をやってきて評価を受けてきて思うことは、

「受講者を好きかどうか」

が見えないけれども、点数を左右する重要な要因になっているのではないかということです。

セミナーに限らず、自分が好きな相手、尊敬している相手からは、好感を持ってもらえますが、

自分が嫌いな相手、下に見ている相手からは、同じように自分も良く思われない

ということは、普段から感じている方が多いかと思います。

講師も同じで、来てくださった受講者を愛しているか、尊敬しているかを受講者は無意識に敏感に感じ取って、評点に結び付けているのではないかとこの頃考えます。

情報の質・正確性はいうに及ばす、独自性・創造性は絶対に欠かせません。

受講者に満足してもらうためには、言いたいことを言うのでなく、聴きたいことを話します。

受講者が話を理解しやすいように、肝心な情報を印象に残して帰ってくれるように、言いたいことは沢山あっても、ほとんどをそぎ落とし、焦点を絞って、論旨を展開させます。

受講者が話を理解しやすいように、最初にアイスブレイクを入れたり、講義の目的や結論を最初に明確にします。

受講者が話を理解しやすいように、たとえ話や体験談、失敗談や笑い話を、適切なタイミングで適切な量を、あくまで本論を際立たせるように盛り込みます。

受講者を敬っていればこそ、受講者の顔を良く見ます。ただシナリオを読むのでなく、その場で受講者の反応を見ながら一番満足してもらえる方向へ軌道修正していきます。

そりゃあセミナーに来てくれたんだから、そんな受講者を嫌いなわけが無いじゃないか

という人もいるでしょう。

確かに、受講者を嫌うことはあまりないでしょう。

でも、敬っているか というと、そうでなく演壇に立っている講師も多いのではないでしょうか。

受講者にいい話を聞かせたい、いい情報を伝えたいという想いを強く持って講義に望む講師は多いでしょう。

しかし、それが裏を返せば、自分は与えるんだ、無知な受講者を教育するんだ、自分のほうが知っているからそれが出来るんだ、という無意識の尊大につながっているかもしれません。

これに気付かずに講師をしている人がどうもほとんどのような気がします。

教師しかり、資格学校講師しかり、セミナー講師しかり。

私もそのきらいがあります。

資格学校講師は、資格試験合格のための知識を得るのが目的だと受講者も割り切っていますので、講師の人間性の評点に占める割合は相対的に小さいでしょう。

でも、教師やセミナー講師は、情報そのものと同じくらい、講師の人間性を評価されていると考えてもいいくらい、この点は強く意識すべきことのように思います。

ただ、これは、好きになろう尊敬しようと思ってそうなれるものでもなく、またそれでは受講者に本当には伝わりません。

日頃から、人を愛し、懐深く包容力のある人間性を養っていてこそ、それが講義の奥底からほとばしり出て、受講者の好感を得ることが出来るのかもしれません。

お金を払ってきてくれた人だけを愛するというのでは、人の心を動かせませんから。

マネードクターでした。

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